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【歯列矯正】歯の話②〜矯正を始めて〜【体験談】

 

 

 

①の続きです

 

 

 

いよいよ矯正が始まる訳だが、すぐに矯正スタートとはいかない。まず検査から始まる。

 

真顔と笑顔の写真を撮ったり(かなり恥ずかしい)、なんかパットみたいなものを顔に貼って口の開閉の動きを見たり。

 

この検査も長いというか多いというか。始めに精密検査しなくてはいけないのはわかるが、こんなに矯正するまでにかかるのかという感じ。私は月一回ペースで矯正に行くのだが、一回でできることは限られているので、とにかく時間がかかる。わかっていたことだが。

 

元々歯並びが悪かったため、矯正のプランを考えるのが大変そうだった。

 

まず一つ目の提案として、前歯を抜歯し両隣の歯を削ってブリッジにするか。

二つ目に、前歯を抜歯しインプラントにするか。

三つ目に、前歯を抜歯し両隣の歯を矯正で前に移動し前歯代わりにするか。

 

どれも前歯を抜歯することに変わりはないのかという感じだった。抜歯こえ〜と思ってた。

 

結局、元の歯並びの悪さを考慮し、なるべく健康な歯は維持するという考えから三つ目の治療法に決まった。

 

正直安心した。ブリッジだと健康な歯を何本か削らなくてはいけないし、インプラントだと外科手術をしなければいけない。三つ目の治療法は時間はかかるものの一番納得のいくものだった。先生たちも苦慮して決めてくれた。

 

 

 

 

 

 

いよいよ矯正が始まることになった。

私は表側矯正をすることになったので、完全に矯正してます顔になる覚悟を決めた。

 

まず、上顎にバンドをつける隙間をあけるために青ゴムをつける。これが矯正の中で一番痛いと噂に聞くが、私はそんなに痛くなかった。元々歯が短いため、うまく入らずすぐに取れてしまうため痛みもほぼなかった。むしろその後のバンドを装着する時がめちゃくちゃ痛かった。

バンドは歯に指輪をするように全体を囲む装置だが、装着する時にきついため思いっきり押されて、歯茎が切れるのではないかと思った。バンドには奥歯が動かないようにする装置もついており、上顎に針金がくっついているようなものですごい違和感。

 

そして全ての歯の表面にブラケットをつける。これも一つ一つの歯に薬を塗って、乾かして、つけて、正しい位置を決めてってやるので時間がかかる。この後に何回かブラケットがとれることがあったけど、つけるたびに時間がかかって大変。とれてしまうと申し訳ない気持ちになる。

ちなみにブラケットは上下前歯から犬歯までは透明なのでそこまで目立たないので良かった。

 

いよいよワイヤー装着。

まあ痛い。

つける時が一番痛い。

初めは柔らかいワイヤーからで段々と硬いワイヤーになり痛みを感じやすくなる。この後も月一の通院のたびにワイヤーを調整するのに新しく付け替えるのだが、とった瞬間は歯が解放された感じがして気持ちいい。でも毎回新しいものをつけるたびにめちゃくちゃ痛い。ワイヤーだけでなく、その後つけるゴムとか、針金でねじねじするやつとかもめちゃくちゃ痛い。

ただ、ワイヤーを装着すると自分のサイボーグ感を味わえるのは良い。

 

私は八重歯っぽい歯があったのだが、その移動に時間がかかった。あと、八重歯につけるブラケット?みたいな装置が上唇にあたって何度も口内炎になった。ブラケットにつけるワックスで口内炎を保護はしていたが、これつけるの大変。

 

ワイヤーが外れかかったり、ブラケットがとれたりというのは何回かあった。

 

色々な苦難を乗り越え、ある程度歯が揃ったら前歯の抜歯の日付が決まった。

 

 

 

③に続く…