【歯列矯正】歯の話①〜歯が折れて差し歯にした話〜【体験談】

私は今歯列矯正をしている。

歯列矯正を始めてかれこれ約3年半になる。

今回は矯正をするまでの経緯や、今まで矯正をしてきて思ったことを書いていこうと思う。

まず、矯正をすることになった経緯は前歯二本が折れたことだ。

朝の通勤時間。いつもの坂道を自転車で下って右に曲がろうとした際、自転車がスリップして派手に転んだ。その日はとても寒く地面に氷が張っていたのに気がつかなかった。

一瞬何が起こったかわからなかったが、とにかく口元に衝撃と痛みを感じ、必死に口元を抑えた。その場所はあまり人通りがない場所だったが、向かいから来る女性に「大丈夫ですか？」と聞かれ咄嗟に「大丈夫です」と答えた。全然大丈夫じゃないのに。

これはただごとではないと思い、口元を抑え自転車を押しながら家に帰ることにした。その時はまだ実家暮らしで家には親がおり、家に着いた瞬間泣いてしまった。とにかく転んだ際に打った口元や足が痛いのと、とんでもないことが起きたという不安でいっぱいだった。

すぐに会社に電話しその日は休むことにした。

口元を抑えていた手は赤い手袋をしていたためわからなかったのだが、よく見ると血で染まっていた。

上唇が切れていたのと、足に擦り傷ができてたためすぐに近くのクリニックに行った。

その後噛み合わせがおかしいということに気がついた。前歯を噛み合わせると強い痛みを感じ噛み合わせることができなかった。

近くの歯医者の時間が間に合わなさそうで、すぐに行くか迷ったが、行ってみたところ時間外になるが見てもらえることになった。すると前歯が歯茎の中で折れているとのことだった。自分の中で衝撃が大きくて歯医者で一人泣いてしまった。

その後先生が大学病院を紹介してくれるとのことで、先生の自家用車に乗りすぐに大学病院に向かった。この時はこんなことになるとは思わずただただパニック。車の中でも泣いていた。その後大学病院に着き、歯以外で骨折はしていないかレントゲンをとり、応急処置で歯を固定してもらった。

数日後、近くの歯医者で前歯を差し歯にしてもらった。この差し歯にするまでの過程もかなり辛かった。まず、前歯の神経をとるためなのか、掃除？なのかなんか長い針金のようなものを歯にぶっ刺された。これが人生の中で一番痛かった。まじで。これを3回くらいやられたのだが本当に拷問。

まあなんとか差し歯にしてもらったが、この差し歯は長くはもたないと言われた。

そして数年後。私は引越して一人暮らしを始めた。案の定、差し歯の調子が悪くなってきた。差し歯はグラグラするし、異臭はするし、歯茎は腫れるしでやばいということで新しい家の近くにある歯医者で診てもらうことにした。

とりあえず、差し歯は接着剤で固定してもらい、膿をとってもらい安定した。そして、この歯はもうもたないという訳で、インプラント、ブリッジ、入れ歯という選択を迫られた。前々から差し歯の寿命が来た時の想定をして色々調べていたのでショックは少なかったが、すぐには決められなかった。

しばらくして、歯医者から「矯正」という提案をされ、大学病院を紹介してもらった。そうして現在の矯正治療を始めた。

②に続く…