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【歯列矯正】歯の話③〜前歯抜歯〜【体験談】

 

 

 

②の続きです

 

 

いよいよ前歯抜歯が決まった。

午前に前歯2本抜歯し、同日の午後に矯正治療をし、矯正ワイヤーにつけた仮歯を装着するというものだった。

 

抜歯前日からソワソワして怖くて早く終われと思ってた。

そして抜歯当日。

リクライニングの椅子は斜めの状態で、顔に布をかぶされて始まった。

麻酔は相変わらず痛い。

私の前歯は歯茎の中で折れており、そこからなんとか差し歯を入れてもらったものなので、抜歯するのが大変そうだった。歯茎の中をほじくり返されてるような感じ。もちろん麻酔のおかげで痛みはないが、先生の強い力と「ふー」という息遣いを感じて震えてた。

なんとか無事に終わり、出血があるためしばらくガーゼを噛んでいた。

 

抜歯が終わってホッとしたのと嬉しい気持ちが大きかった。

前歯がなくなったのはショックだけど、折れた時点が一番落ち込んだから、やっと不便な差し歯がとれたんだ!という感じでスッキリしていた。

 

 

 

1時間くらい間が空いてから矯正治療と仮歯装着なので、近くの公園で時間をつぶしていた。お昼時ということもあり、食べられそうなパンを買って食べようとしたが、麻酔が切れてめちゃくちゃ痛い。鈍痛。そして血の味がすごい。ずっと鉄をなめてる感じ。唾液もすごい。噛んでいたガーゼももう使えなくなり外したら出血が止まらなくなってきた気がして、はやめに歯医者に戻った。今思えば、公園で結構歩いちゃったのがいけなかったのかもしれない。抜歯後は安静に。

 

 

 

正治療でも出血と痛みが引かず、しばらくはガーゼで強く抑えて止血作業。これつらかった。抜歯後に血餅という血の塊ができて傷がふさがっていくんだけど、この血餅がぶよぶよして気持ち悪い。この上から先生が思いっきり力を入れて抑えるもんだから最上級の鈍痛だった。

 

なんとか止血ができ、その後仮歯をくっつけたワイヤーを通した。抜歯した直後の歯茎に仮歯が当たるため、痛みと違和感はあったが、これで無事に抜歯日の治療を終えることができた。

 

その後、傷は順調に回復し、矯正治療も進んでいった。

 

 

 

④につづく…