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【歯列矯正】歯の話④〜今日までの矯正経過〜【体験談】

 

 

 

③のつづきです

 

 

前歯を抜歯し、前歯横の「側切歯」と呼ばれる歯を前歯代わりにするため、矯正治療で移動していく治療がいよいよ始まった。

 

側切歯は矯正の痛みが強く、大きな移動にもなるためとても時間がかかった。

少しずつ真ん中に移動するたびに、仮歯の横を削っていった。

正直ここまでで大きな関門を突破したと先生も私も感じており、ゴールは近いなという感じだった。とても時間がかかり少しずつの変化ではあったが確実に移動していった。

 

 

 

真ん中の隙間が小さくなり、仮歯が二本だったのを一本に調節された。前歯が一本だけという異様な見た目ではあったが、この時コロナ禍でマスク生活だったため、そこまで気にはならなかった。

 

 

 

順調に治療が進んでいたが、ここで問題発生。

前歯に当たる歯茎がもり上がっており、隣の歯茎のラインと合わなくなってしまったのだ。そのため、歯茎を電気メスで切るという治療を行うことになった。

 

「歯茎を、電気メスで、切る???」という恐怖心しかなかったけど、私は恐怖心も何も顔には出さず強がってみせるのが得意なため、「全然怖くないですよ」という顔で治療方針を聞き入れた。

 

 

 

後日、麻酔をし、電気メスで歯茎を切り始めた。

痛みはないが、臭い。焦げ臭い。そりゃそうだ。人肉を焼き切っているのだから。こわ。

 

割とすぐに終わったが、歯茎の再生力はすごいため、一度切ってもすぐ元に戻ると言われてちょっと落ち込んだ。そして本当に少し元に戻ってしまったため、もう一度後日歯茎を切った。

 

 

 

なんとか問題を乗り越え、側切歯の位置も整ったので、いよいよ仮歯をつけることになった。

側切歯を削り、仮歯をつけた。これでかなり見た目が綺麗になり、ここまでこれたことで先生も喜んでおり、私も嬉しかった。

 

 

 

 

 

現在もこの仮歯をつけた状態で、全体の微調整ということで矯正治療を続けている。

歯茎も後戻りしておらず、圧倒的に見た目が綺麗になり、本当に嬉しい。

 

正直、現在の矯正治療で痛みが強くある時もあり、先生に相談したり、レントゲンを撮って異常がないか定期的に確認しながら治療を行っている。

 

今後、噛み合わせや他の歯の調整、前歯の仮歯を差し歯に変更など、まだ矯正治療は続いていくし、また問題が起きるかもしれない。

 

普通の前歯とは違うため、硬いものは噛めないと思うし、差し歯の寿命も短いと思う。でも、これまで悩んでた歯並びが綺麗になったことで自信がついたし、前歯を折ってしまい、ダメになった差し歯も綺麗な差し歯に直すことができで本当に良かったと思う。

 

 

 

最初は矯正の違和感や痛みに悩んでつらい思いをしていたけど、いつのまにか矯正の生活に慣れてくるし、治ってくることが目に見えてわかるから続けられた。時間はかかったけど、本当にやってよかった。

 

先生もとてもいい人で、信頼できたし、人見知りの私でも気になることをすぐ相談できる環境を作ってくれたので、いい先生に巡り合えてよかったと思う。

 

日本人は歯並びが悪い人が多いし、悩んでいる人も多いと思う。でも矯正は自費になることがほとんどのため、大人になるまで出来ない人も多い。ただ、できるときに早めにやったほうが絶対良い。いつまでも悩むくらいなら早めにやったほうが悩みは解消されるし、自分に自信がつくし、虫歯のリスクも減らすことができる。

 

また、矯正だけに限らず、虫歯があったりすると恥ずかしくて歯医者に行きずらくなることもあると思う。私もそういう気持ちを持っていたけど、医者は治療のことを第一に考えてくれるから、今後の自分のためにも勇気を出して歯医者に行った方がいい。

 

 

 

私の矯正治療はまだ続くし、歯の問題はこれからも色々起きてくると思う。

これまで約3年半通院してきたが、今後も通っていく中で起きたことや、矯正経過、歯の悩みなどブログに書き起こしていきたい。